2020年09月20日

ご質問の多い「O2センサ」についてブログ書いてみました(^_-)-☆

こんにちは。
明日は月曜日で定休日のためお休みをいただきます。

4連休初日、たくさんのご来店ありがとうございました。
ゼネラルマネージャーのユウスケです。

今日は、O2センサのことでお客様から
ご質問をいただきましたのでご紹介させていただきますね。

O2センサは、排気ガス中の酸素の濃度を計測して、
モーターサイクルのECUへガソリンと空気のバランスが
適当なのか、そうではないのかの信号を送る仕事
をしています。

IMG_0210[1].JPG

ジルコニア素子というものを使っているのですが、
大気中の酸素と排気ガス中の酸素がセンサを通ると
酸素濃度の差によって0V〜1Vくらいの電気を起こします。

大気中の酸素濃度に排気ガスの酸素濃度が近い状態、
濃度に差がない時には、センサの発生する電気は
0Vに近くなり、この場合モーターサイクルのECUは
ガソリンの量が空気の量に対して薄いと判断して、
もっとガソリンを濃く噴出するように補正をします。

これに対して、大気中の酸素濃度に比べて
排気ガスの酸素濃度が薄い状態、濃度の差が
大きい時には、センサの発生する電気が1V近くなり、
モーターサイクルのECUはガソリンの量が
空気の量に対して濃いと判断して、
ガソリンの噴出量を少なくするように制御します。

こうして、エンジンの中でガソリンが適切に
燃えるように制御されるため、
排気ガスのクリーン化、低燃費化
できるようになっています。

O2センサがこのように働くためには、
高温であることが必要です。
ですから軽量化された社外マフラを
装着された場合に多いのですが、
雨天時や気温が低いときなど、O2センサが
走行中冷やされるとセンサが働かなくなり
ECUに故障の信号を送ることがあります。
メーターのエンジン警告灯が走行中に
点灯しますが、信号待ちや速度が低下したりして
O2センサが高温に戻れば警告灯も消灯します。
このような時は、故障ではないので安心して
モーターサイクルを楽しんでいただければと思います。

今日はO2センサの働きについて
ご紹介させていただきました。
posted by カワサキ プラザ山梨 at 18:23| バイクについての投稿